なぜ、耐震診断が必要なのか?
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なぜ、耐震診断が必要なのか?

2015年01月21日(水)10:21 PM

旧耐震基準と新耐震基準

昭和56年以前に建てられた建物は、中規模の地震に対して耐えられるように設計されていましたが、大地震に対するチェックはされてません。これを、旧耐震基準といいます。

 一方、新耐震基準(昭和56年)以降の建物は、大地震に対しても倒壊しないよう設計 されています。しかし、昭和56年~平成12年までの建物は、耐力壁の量は足りていても バランスがチェックされていないので大地震の時に、建物自体の揺れが大きくなり 倒壊する可能性があります。

目でわかる耐震性に問題がある住宅によくある症状
①基礎外周部に多数のひび割れがある。
②モルタル外壁の場合、局所的なひび割れ。
③サイディング外壁の場合、局所的な目地の割れ、隙間。
④建具の開閉不良、床の沈み。
⑤内装クロスの規則的な、ひび割れ。(タタミ1畳分程度)

耐震性が不足している住宅は、震災時のニュース報道で見るように、地震の時にはまず1階部分から倒壊します。
1階部分をリフォームの計画をしている場合は、同時に耐震リフォームも実施 するとコストダウンになります。

上記①から⑤の症状が1階部分に現れたら、一度耐震診断を熟知した建築士に建物の 安全性を診断してもらうサインです。



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