木造住宅の資産価値を上げるポイント
総務省は、平成25年度住宅・土地統計報告の速報集計を発表しました。
この調査は、昭和23年から5年ごとに実施しています。
注目するところは、空家率の増加です。空家数は、約820万戸で
5年前に比べ約63万戸(8.3%)増加となり、空家率は、13.5%(0.4ポイント)
上昇で過去最高となりました。
これから空家は増え続けるのに、それでも新築は建て続けられる。
中古住宅売買などで、住み替えるにしても、今の住まいに長く住み続けるにしても
今住んでいる住宅の資産価値を上げることが必要になってきています。
木造住宅の資産価値を上げるポイント
1 雨漏りや給排水管の水漏れはないか。
屋根やベランダからの雨漏れ、給排水の水漏れは木造住宅には致命的です。
雨漏れは築10年・水漏れは築20~30年でメンテナンスが必要。
2 耐震性はあるか。
1981年以前及び2000年以前の建物は要注意です。耐震診断・耐震改修要検討。
3 建物の傾き、地盤沈下はないか。
外壁のひび割れ、サッシやドアの閉まりにくいのは建物が傾いてる可能性があります。
築20年から30年以上の建物は、地盤改良されていない事が多いので傾きが体感できるようであれば
専門家に相談して下さい。
4 断熱性能はあるか。
築20年以上の建物は、断熱材が入っていない事が多いので外周部と天井には断熱材を入れる事を
おすすめいたします。コストを考えると、内装リフォーム時に、同時施工が理想的です。
耐震診断・建物調査(インスペクション)の現地調査時には、上記の様なアドバイスもさせていただいてます。
お気軽に、御相談下さい。
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